【VBA】Abs関数で品質管理を効率化:不良品の個数を正確にカウントする方法
品質管理において、不良品の個数を正確に把握することは非常に重要です。しかし、データの入力ミスや測定誤差などにより、マイナスの値が混入してしまうことがあります。このような場合、Abs
関数を使用することで、マイナスの値を正の値に変換し、正確な不良品数をカウントすることができます。
Abs関数の基本説明
Abs
関数は、VBA(Visual Basic for Applications)で絶対値を返す関数です。絶対値とは、数値の符号を取り除いた値のことです。例えば、Abs(-5)
は5
を返します。Abs(5)
も5
を返します。
Abs関数の構文
Abs(number)
number
:絶対値を求めたい数値を指定します。
品質管理におけるAbs関数の利用例
品質管理の現場では、様々なデータを扱いますが、ここでは不良品の個数をカウントする例を考えます。
例1:不良品数の集計
ある製品の不良品数を集計する際に、データ入力ミスでマイナスの値が入力されていると、正確な集計ができません。Abs
関数を使用して、マイナスの値を正の値に変換し、正確な不良品数を集計します。
Sub CalculateDefectCount()
Dim defectCount As Integer
Dim cell As RangedefectCount = 0
' A1からA10までのセルをチェック
For Each cell In Range(