【VBA】Val関数でデータ分析を効率化:文字列から数値データを抽出する方法

【VBA】Val関数でデータ分析を効率化:文字列から数値データを抽出する方法

データ分析において、数値データは不可欠です。しかし、データソースによっては、数値が文字列として格納されている場合があります。このような場合、VBAのVal関数を使用することで、文字列から数値データだけを効率的に抽出できます。この記事では、Val関数の基本的な使い方から、データ分析における具体的な応用例までを解説します。

Val関数の基本

Val関数は、文字列に含まれる数値を抽出するVBAの関数です。文字列の先頭から順に数値を読み込み、数値として解釈できない文字が現れると、そこで読み込みを停止します。整数、小数、指数表記など、様々な形式の数値を扱えます。

Val関数の構文

Val(string)

  • string:数値として評価する文字列。

Val関数の戻り値

文字列から抽出された数値。文字列が数値として解釈できない場合、0を返します。

データ分析でのVal関数の活用例

データ分析において、Val関数は、以下のような場面で役立ちます。

  • CSVファイルやテキストファイルから読み込んだデータから、数値データだけを抽出する。
  • Webサイトからスクレイピングしたデータから、価格や数量などの数値を抽出する。
  • ユーザーが入力したデータから、数値データだけを検証する。

例1:CSVファイルから数値を抽出

CSVファイルからデータを読み込み、Val関数を使って数値データだけを抽出する例です。

Sub ExtractNumbersFromCSV()
Dim filePath As String
Dim fileNum As Integer
Dim fileContent As String
Dim lines() As String
Dim values() As String
Dim i As Long
Dim j As Long

filePath =