Calendar.getEventsで顧客管理を自動化!Googleカレンダー連携でマーケティングを加速
マーケティング担当者の皆様、顧客との予定管理、キャンペーンのスケジュール管理、イベントの記録など、カレンダー管理に多くの時間を費やしていませんか? GoogleカレンダーとGoogle Apps Script(GAS)を連携させることで、これらの業務を自動化し、より戦略的なマーケティング活動に集中できます。この記事では、GASのCalendar.getEvents
関数を活用して、顧客管理とマーケティングを効率化する方法を解説します。
Calendar.getEventsとは?
Calendar.getEvents
は、Googleカレンダーからイベントを取得するためのGASの関数です。特定期間のイベント情報を取得し、その情報を様々な処理に活用できます。例えば、特定期間の顧客との打ち合わせ履歴を取得したり、キャンペーン期間中のイベント数を集計したりできます。
Calendar.getEventsの基本的な使い方
Calendar.getEvents
関数は、開始日時、終了日時を引数として指定し、その期間内のイベントを取得します。
function getEventsInPeriod(calendarId, startDate, endDate) {
// カレンダーIDを指定してカレンダーを取得
const calendar = CalendarApp.getCalendarById(calendarId);
// 指定期間のイベントを取得
const events = calendar.getEvents(startDate, endDate);
return events;
}
引数:
calendarId
: カレンダーのID(通常はメールアドレス形式)startDate
: 取得する期間の開始日時(Dateオブジェクト)endDate
: 取得する期間の終了日時(Dateオブジェクト)
マーケティングにおけるCalendar.getEventsの実装例
顧客とのコミュニケーション履歴を自動記録
顧客との打ち合わせ内容をGoogleカレンダーに記録しておけば、Calendar.getEvents
を使って、特定の顧客とのコミュニケーション履歴を自動的にスプレッドシートに記録できます。これにより、顧客との関係性を把握し、よりパーソナライズされたマーケティング施策を実施できます。
function recordCustomerMeetings(calendarId, customerEmail) {
// 今日の日付を取得
const today = new Date();// 過去3ヶ月の日付を取得
const threeMonthsAgo = new Date(today.getFullYear(), today.getMonth() - 3, today.getDate());// 指定期間のイベントを取得
const events = getEventsInPeriod(calendarId, threeMonthsAgo, today);// スプレッドシートを開く
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
const sheet = ss.getSheetByName(