Google Apps Script (GAS)は、Googleの各種サービスを自動化したり、カスタマイズしたりするためのスクリプト言語です。その中でも、Spreadsheet ServiceのgetAs関数は、Spreadsheetのデータを異なる形式で取得する際に非常に便利です。例えば、Spreadsheetの内容をPDFやCSV形式でメール送信する際などに活用できます。
この記事でわかること
- getAs関数の基本的な使い方
- getAs関数を用いたプログラムのサンプル
- getAs関数の引数と戻り値の詳細
getAs関数
プログラムサンプル
以下に、SpreadsheetをPDF形式で取得し、それをメールで送信するサンプルプログラムを示します。
function sendSpreadsheetAsPDF() {
var spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var blob = spreadsheet.getAs('application/pdf');
MailApp.sendEmail({
to: "example@example.com",
subject: "Spreadsheet as PDF",
body: "Please find the attached PDF.",
attachments: [blob]
});
}
引数の解説
getAs関数の引数は、取得したいデータ形式を示すMIMEタイプの文字列です。例えば、’application/pdf’を指定するとPDF形式でデータを取得します。
戻り値
getAs関数は、指定した形式のBlobを返します。Blobは、バイナリデータを扱うためのオブジェクトで、これを利用してデータをメール送信したり、Google Driveに保存したりすることができます。
公式ドキュメントのURL
詳細な情報やその他の使用例については、公式ドキュメントをご覧ください。
https://developers.google.com/apps-script/reference/spreadsheet/spreadsheet?hl=ja#getascontenttype
まとめ
この記事では、Google SpreadsheetのGAS関数getAsの使い方について解説しました。getAs関数を使うことで、Spreadsheetのデータを様々な形式で取得し、それをメール送信するなどの処理を行うことができます。ぜひ、日々の業務効率化にお役立てください。
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すでにGASをある程度マスターした方にも辞書的に手元に置いておくと便利です。