「業務の効率化のためのプログラミング入門」というシリーズの記事です。
今回は、「利用を始めるためにはどうしたらいい?」、「GASの利用は無料なの?」などのGASを利用するための基本的な知識について解説します。
GASの利用を始めるにはどうすればよいですか?
GASを利用するためには、まずGoogleのアカウントが必要です。
こちらのURLからアカウントを作成できます。
https://www.google.com/intl/ja/account/about/
また、会社や所属する組織がGoogle Workplaceを契約している場合は、そのアカウントで利用を開始することができます。
アカウントの作成手順は次の記事で詳しくご紹介します。
GASの利用は無料ですか?
開発環境の利用、プログラムの実行などGASの利用は無料です。
ただし、一日の処理の実行数、一回の実行時間など上限が設定されています。
大半の制限は通常の利用方法であれば気にする必要はありませんが、どんな制限があるかはあらかじめ確認しておくほうが良いでしょう。
制限の内容は下記のページに記載があります。
https://developers.google.com/apps-script/guides/services/quotas
詳しいドキュメントはどこにありますか?
公式のドキュメントはこちらです。
https://developers.google.com/apps-script/overview
公式ドキュメントは、ほとんど翻訳がされておらず、英語で書かれていますが情報が正確です。
日本語のブログなど読みやすくまとめてある記事もありますが、同時に公式ドキュメントにも目を通しておくことをオススメします。
他の言語や技術習得には公式ドキュメントを読むのが最も効率的な場面が多々あります。
例えば、以下のようなことがあり、結局「公式ドキュメントを見た方が良かった・・・」ということがあります。
- アップデートが頻繁にあり、技術ブログなどの情報がすぐに古くなってしまう
- 日本語に翻訳されたドキュメントの更新が追いついておらず情報が古い
このようなことがあるので、「まずは公式ドキュメントを読んでみる」という習慣をつけておくと、今後の学習が効率的に進められるでしょう。
まとめ
今回は、GASを利用するための基本的な知識について紹介しました。
- GASを利用するために必要なもの
- GAS利用は無料であるが利用の上限が設定されていること
- 公式ドキュメントの場所
今回紹介した中でも公式ドキュメントのURLは、今後何回も参照することになるのでブックマークしておくことをお勧めします。
次回は、GASを利用するために必要なGoogleアカウントの作成方法を紹介します。
連載目次
次の記事は「GASを使うためのGoogleアカウント準備」です。